漫画の備忘録です。
少年ジャンプで連載していた「こちら亀有公園前派出所」の結構古い話です。
この話は何故か私の中で印象強く残っています。
なぜ神戸に行ったのか
麗子さんが実家に帰って見合いをするので部長に休暇を取らせてくれるようにお願いしたところ
全然かまわないが、ついでに両津も連れて行ってやってくれと言われたのがきっかけです。
出不精な両さんを心配して見聞を広めさせようとした部長の親心ですが、
よーく考えると、普通じゃないですよね(笑)。
見合いに行くのに、独身男性と一緒に実家に行くというのは。
昔の人は結構おおらかだったので、今のように深読みはしない、ということで。
漫画ですから。
両さんと神戸のポートタワー
以前、神戸旅行の記事を書いていて、「こちら亀有公園前派出所」の
両さんが、麗子さんの実家の方に行ってポートタワーの回転喫茶に
行った話を書きました。
※震災のモニュメントあり。
こち亀14巻の「酒飲むべし!」の話で出てきます。
麗子さんが両さんに神戸を案内して、ポートタワーに行きました。
普通ならデートのはずが
普通だと、デート?と思うでしょうが、そこは両さん。
ポートタワーの望遠鏡(お金を入れて見るやつ)から見える神戸の風景に夢中で、麗子さんにどんどんお金をせびります。
たまりかねた麗子さんが、回転喫茶に両さんを連れて行きます。
座ってコーヒーを飲みながら変わりゆく風景をただで見られるからということで。
実際にポートタワーの回転喫茶に行きましたが、景色が回る喫茶というのは飽きないし、いいものだなと思いました。
現在は閉店しているそうなので、残念です。
タイトルの「酒飲むべし!」の由来
「兵用ふべし 酒飲むべし」ではじまる『攝州歌(せっしゅうか)』というものがあるそうで。
それを両さんと麗子さんが乗った、タクシーの運転手さんが言ったことで、両さんは酒蔵で酒を飲みたい気持ちに火か付きます。
ネタバレになるので、このへんで。。。。
オチはだいたいみなさんも想像つくと思います。
なんとなく心に残っていた、こち亀のこの話を探すのに以外に苦労しました。
そもそも「酒飲むべし!」の回で、話のメインは酒蔵に行くことですから、その他のポートタワーのことなど、ネット上で見つけることはできませんでした。
こんな風に話の中の小さなエピソードを探そうとするとなかなか大変だということが身に沁みました。
同じようにこのエピソードが気になって探している人がいたら幸いです。
おまけ:秋本治のハードボイルド漫画「BLACK TIGER」
こち亀の連載は終了しましたが、秋本治先生の新作「BLACK TIGER」(ブラックティガー)が面白いです。
グラマーな黒髪の美女ティガーが主人公の、西部劇調のハードボイルドな漫画です。