何度見ても、また見たくなるジブリ作品。
ジブリ作品のアニメ映画「ハウルの動く城」がそれです。
※ネタバレあります。
ざっくりとしたあらすじ
帽子屋の娘のソフィーは兵隊に絡まれていたところを魔法使いのハウルに助けられる。
ところがハウルと関わったことで、荒れ地の魔女に老婆にされてしまう。
誰にも知られたくないソフィーはコッソリ家を出て、ハウルの動く城にたどり着く。
掃除婦として働きながら、火の悪魔カルシファー、ハウルの弟子マルクルとハウルとともに
暮らすことになる。
ハウルはいつも出掛けて、何をしているのか?
何と戦っているのか?
ソフィーのハウルへの密かな思いはどうなるのか?
老婆になってしまったソフィーは、元に戻れるのか?
ワクワクドキドキする話です。
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原作は「魔法使いハウルと火の悪魔」
原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」です。
火の悪魔、つまりカルシファーのことですね。
映画のほうのタイトルを、動く城にしたのは素晴らしいと思います。
動く城のほうが面白そうだと感じますよね。
原作はアニメ化する前に図書館で借りて読んだことがあります。
その時はこんなに有名な本ではなかったので、そんなに期待せずに読んだので
それなりだったかなという感想です。
原作では荒地の魔女は完全な悪役で、かなりの美人という設定でしたが
アニメでは美貌こそはあるが極度の肥満で裕福なマダムといった感じになってます。
魔力がなくなってからは優しいおばあちゃんという感じになります。
見どころ
前半の一番の見どころは、ソフィーが兵隊に絡まれているところをハウルが助け、
荒れ地の魔女の使いに追われて逃げるシーンです。
ハウルのセリフの
「ごめん、巻き込んだ」がいいです。
二人で空を飛んで逃亡するシーンが、まるで空中散歩のようにロマンチックです。
そして老婆になってしまったソフィーが、大胆な行動をとるようになるところです。
若いままのソフィーだったら、到底やらないようなことを
老婆の姿なら平気でできてしまいます。
ハウルの城の上がり込んで、掃除婦はいらないと言われながら
なんだかんだと居座ることにしてしまいます。
倍賞千恵子さんのソフィーの声もソフィーに合っていて、とても素晴らしいです。
何度も見たくなる理由


一つはハウルの声を木村拓哉さんがやっているところです。
ちょっと声、小さいかなぁ~と最初は思いましたが、最初だけでそのあとは全然気になりません。
ハウルの情けない時の声も、自信たっぷりのカッコイイ時の声も魅力たっぷりに演じてくれます。
もう一つは、家族感です。
いつの間にか、魔力を消された荒地の魔女も、サリマン先生の使い魔の犬のヒンも
ハウルの城で一緒に暮らすようになります。
カルシファー、マルクル、そして時々カカシのカブが加わって楽しい家族という感じです。
そして「安心感」です。
残虐シーンなどあまりなく(戦争シーンもそんなに残酷描写がない)
ここのシーンは二度と見たくない、というところがないです。
最後はハッピーエンドなので、心がほわっとします。
感想
金曜ロードショウで何度かやりましたが、そのたび見てました。
何度見ても楽しいです。
19世紀のヨーロッパ、蒸気機関車時代っぽい時代設定で街並みが古めかしくていい感じです。
謎の部分はいろいろありますが、雰囲気は十分に楽しめるので気にならないです。
休日にいい気分になりたい時に見るのにぴったりです。





