「バビル2世」といえば横山光輝先生の名作漫画です。
ずっと気になっていたのは、ヒロイン(?)の由美子ちゃんは原作ではどんな感じなのか?
アニメ版のようにかわいいのか?
原作ではチョイ役とのうわさですが、ほんのちょっと出てくるだけなのか。
その謎に迫ります。
※ネタバレあり。
「バビル2世」あらすじ

中学生の浩一はある時から毎晩同じような砂嵐の場所の夢を見ます。
そしてある日使者が迎えに来て、夢で見た場所に行きます。
そこは遠い昔に地球に不時着した異星人が作った、コンピュータに守られた塔でした。
浩一少年はその異星人の血を引いて、同じ超能力をもって生まれた少年だったのです。
異星人の名前はバビル。浩一少年はバビル2世となります。
ヨミという危険な人(と言っておきましょう)と対決するわけですが、
組織力のあるヨミに対し、バビル2世は3つのしもべと共に自身の超能力とで戦います。
3つのしもべ、怪鳥ロプロス、ポセイドン、ロデム(普段は黒ヒョウの姿)は
戦闘力の高い頼もしい仲間です。
原作の古見由美子
ある時、ヨミとの戦いで傷を受けたバビル2世が
瀕死の状態で、古見医院を訪れます。
この古見医院の娘がクラスメイトの由美子ちゃんです。
アニメ版では従妹ということで同じ家に住んでますね。
でも原作では、ただの同級生です。
さて、原作の由美子ちゃんはどんな感じなのでしょう?
ネットで調べても画像が出ないし、ちょっとドキドキしました。
画像が出ないのは著作権とかもろもろかなと思いますが、
もしやアニメのイメージとはすごく遠い感じの女の子なのか・・・
↓漫画はこちら(文庫だと1巻に由美子ちゃん登場シーンがあります)

ネタバレすると、アニメ版(1973年版)が原作の絵と似ています。
絵はあの感じですが、アニメ版のようなお茶目でサバサバ(1話)というシーンはなく、
同級生を心配する普通のお嬢さんという感じです。
原作を読んで
由美子ちゃんの登場は古見医院での話だけなので数ページだけです。
原作では、ひょっとすると1コマしか出てないのかと心配しました。
数ページもあってよかった。
全体から見ると、確かにチョイ役なんです。
出てきたのは1巻なので、まだ家を出てから数か月なので
(100日間コンピュータの教育を受けているので少なくとも4か月ぐらいは経っているという想像)、
横山光輝さんもわざわざ同級生の病院へ行くという設定を選んだのかなぁと思います。
アニメの「バビル2世」1973年
これを見た人はOPの歌と映像の素晴らしさに今でも感動すると思います。
スピード感と、曲に合わせた動画の止め。
EDも同じく、曲に合わせた映像がカッコイイです。
そしてバビル2世役の神谷明さんの声が素敵です。
Amazon PrimeVideoの表紙で出てくる絵がちょっと残念ですが、
OPやED,本編は荒木伸吾さんの美しいキャラデザの絵がほとんどです。
↓Amazon Primevideoはこちら
終わりごろから由美子ちゃんはまったく出なくなり、
バビル二世は、正体を隠して牧場で楽しく働き
ヒロインもユキちゃんに変わります。
このあたりはアニメオリジナルのようで、原作にはないです。
原作では、ずーーーーーーーーっとヨミと戦ってます。
ええーーー!あんなに心配している由美子ちゃんのところに帰らないの?
って思いますが、まぁ、戦いが一段落したとはいえ、帰りづらいですよね。
自分のことをバビル二世と知っている人のところには。
自分の正体を知らないところで生活したいという気持ちもわかります。
アニメの「バビル2世」2001年版
リメイク版は2001年に製作されました。
由美子ちゃんは現代風のヘアスタイルになっています。
浩一君(バビル2世)が同級生に由美子ちゃんとのことを冷やかさせたりする学生生活のシーンも少しあります。
↓Amazon Primevideoはこちら
実はこのリメイク版はあまり見ていないです。
1973年版の魅力が私には凄すぎて、現代風にアレンジした2001年版はしっくりこなかったのです。







